かなり汚れた羽毛布団の汗汚れをしみ抜きします
長く使うほど汚れは蓄積します。
画像のお布団は洗う前の羽毛布団。
かなり年期の入った少し古い羽毛布団ではないでしょうか?
なんといっても掛け布団の汚れるポイントは襟元(えりもと)です。
これだけ汚れると生地は弱り、破れる可能性はかなり高くなります。
このまましみ抜きは全くせずに、丸洗いだけすればいいのですが、それではコインランドリーで洗うのと大して変わりません。(ホントは洗い方などだいぶ違いますが)
手間をかけてでもしみ抜きしたくなるのが職人の性!
生地への負担も考慮しながらできる限界のしみ抜きをしています。下の画像が洗う前。
こちらの画像がしみ抜きしてからの、丸洗い完了後。
シミ残りしていますが、かなりキレイになっているのがおわかり頂けますでしょうか?
生地へのダメージを考えなければもう少しキレイにできますが、これからまだまだ使って頂くためには、「ほどほど」にしなければいけません。
ただ洗うだけでも羽毛布団は特にダメージを受けます。
決して悪く言うつもりはないですが、コインランドリーなどの機械は羽毛布団には負担が強いのです。
それから、ただ洗うだけでは決してシミはとれません。
時間と手間をかける前処理が必要となり、ここがプロの仕事。
だてに布団ばかり30年洗っていません。
汚れがひどい羽毛布団。
見た目の汚れがまったくない羽毛布団。
どちらも洗うのにはきちんとした「加減」が必要です。
加減を熟知した私たちにぜひお任せ下さい。